家事や育児をしながらアルバイトを考える主婦の方は、応募の際に志望動機の内容で悩むことがあるでしょう。
働く理由をしっかり説明できるかで採用の確率や、その後の働きやすさが変わる可能性があります。
主婦として家事・育児をしながらもアルバイトも頑張りたいときには、魅力的な志望動機の作成に力を入れてみましょう。

主婦の方の多くは、家事や育児をしながらアルバイトを両立しなければなりません。学生やフリーターの方とは違い、時間や働き方への制約がある場合もありますよね。限られた中でパフォーマンスを出せるのも主婦の強みといえるでしょう。

アルバイトでの採用を目指すために、このような強みを出していくのはとても重要なポイントとなります。
働く意欲や熱意をきちんとアピールできる志望動機を準備することは大切です。
参考にできる例文も合わせてご紹介しますので、この機会に主婦だからこそ知っておきたい志望動機の要点を確認しておきましょう。

主婦がアルバイトの志望動機で見られているポイント

主婦としてアルバイトの面接を受ける場合の志望動機には、いくつかチェックされやすい項目があります。
バイト先が抱きやすい疑問に対して対応することができれば、採用に近づけるでしょう。

以下を参考に志望動機の中でも特に気にされやすいポイントを確認し、バイト先の意図に合わせた志望動機を作ることがおすすめです。
「志望動機に何を書いたらいいのか思いつかない」といったときの参考にしてみてください。

家事(育児)と両立できそうか

家事・育児と両立しながらバイトをする場合、きちんと両立できることを志望動機に盛り込みましょう。
家事の負担があまりないこと、子どもの手がかからなくなってきたことを説明し、バイトをしても日常に支障をきたさないことをアピールすると良いです。

「時間の余裕があるので、柔軟なシフト対応ができます」などと伝えられれば、採用率が高まる可能性も。
バイト先が両立に対して安心できるように、あらかじめ現状を志望動機を使って伝えておきましょう。

長期で働けそうか

長期で働いてくれるかどうかも、バイト先にとっては重要なポイントになります。
志望動機に長期での勤務を希望することを取り入れて、すぐには辞めない気持ちがあるとアピールしましょう。

通勤時間が短いことや、パートナーの仕事の都合で引っ越す可能性がないことを示せれば、バイト先も長期で働くことを前提に採用を考えてくれます。
基本的に、短期間のバイトでない場合、継続して働けることを志望動機の押し出していきましょう。

過去の経験と職場の仕事が関係しているか

以前関わっていた仕事の経験が職場で活用できることを、志望動機の中でアピールすると採用の可能性がグッと高まります。

もしくは、家事や育児の中で培ったスキルをピックアップして、アルバイトに応用できると紹介するのもおすすめ。
バイト先で十分に働ける能力があることを、自分の経歴を利用して説明することを考えてみましょう。

労働意欲があるか

しっかりとした労働意欲があると示すことも、志望動機で伝えると良いでしょう。志望動機の主軸が「お小遣い稼ぎ」や「楽そうだから」といったものだと、バイト先としては採用に消極的となってしまいます。

「お給料だけでなく、スキルアップや生き甲斐としてバイトに励みたい」と訴えることで、採用担当者に良いイメージを与えられます。
決して短絡的な理由だけで応募したわけではないことを、強く印象付けられるような志望動機を考案していきましょう。

主婦がアルバイトの志望動機を作るときのポイント

アルバイトの志望動機でつまづくと、面接を有利に運びづらくなる可能性があります。

しっかりと準備をした志望動機と、思いつくままに作った志望動機には、クオリティに大きな差が生まれます。
履歴書に記入する際には以下のようなポイントを把握して、読みやすく伝わりやすい志望動機を作成しましょう。

「なぜ」が生まれないようにする

志望動機を作る際には、採用担当者から「なぜ?」という疑問を取り除くことがポイントです。
疑問を持たれるのではなく、興味を持たれるように誘導することが、志望動機を書く際に意識するべき点になるのです。

採用担当者の「なぜ」を想像するには、客観的に履歴書の志望動機をチェックすることが必要となります。
一度書いてから時間をおいて見直すか、率直な意見をくれる友人や家族に見せて感想をもらい、見やすい志望動機の形を追求していくことがおすすめです。

自分の経験を盛り込む

他の人たちと同じような志望動機になることを避けるためにも、自分の過去の経験は積極的に書いていきましょう。
仕事の経歴やスキルとなるような家事・育児の経験、趣味でも構いません。少しでもバイトに役立ちそうだと感じるものは、遠慮せずにアピールすることがおすすめです。

些細な内容であっても、採用担当者がその経験を見て、「うちのバイトで役立ちそうだ」と思ってくれる可能性はあります。
思いつくものがあるのなら志望動機のスペースを使って自分だけの経験を披露してみましょう。

主婦におすすめのアルバイト時に使える志望動機の例文

以下では、主婦におすすめしたい志望動機の例文を2つのパターンで紹介します。
アルバイト先の職種や自分自身の経歴に合わせて、参考にする例文を選択してみましょう。

経験を活かす場合

結婚するまではデパートで接客業務を行っていたため、お客様への基本的な対応には自信があります。
ビジネスマナーも学んだ経験があるので、丁寧で誠実な接客が求められるこちらの仕事で知識を活かすことが可能です。
過去の経験を活かしてまた働く楽しさを実感し、自身のスキルアップを目指したいと考え、この度は応募させていただきました。

今は家事も育児も落ち着いていて時間に余裕があるため、ある程度シフトの調整も可能です。
長く働いていずれはたくさんの仕事を任される存在になりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

上記で解説したポイントを踏まえつつ、過去の経験に言及した志望動機です。
「ビジネスマナーを学んだ経験がある」と具体的な経験内容を記載するとイメージしやすくなるので、可能なら相手に伝わりやすい経験を選択してみてください。

未経験の場合

両親と暮らすことになって時間的な余裕ができたため、今回応募に至りました。
関連業種でアルバイトの経験はありませんが、普段から家事で念入りに掃除を行っているため、細かな汚れや乱れに気づくことができます。
ホールはもちろん食べ物を取り扱うバックルームも綺麗に保つ自信があるので、職場のお役に立てると思います。

自宅から近いので通勤時間もかからず、今後転勤等の理由で引っ越す予定もありません。
仕事は未経験ですが、可能な限り長く勤めたいと考えています。
料理にも興味があるので、いずれ少しずつこちらのお店で技術を学び、調理の業務も担当したいです。
機会がありましたらさまざまなことに挑戦してみたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

アルバイトそのものは未経験であることを伝え、その点をカバーできるポイントをアピールする形になっているのが特徴。
未経験なことが不利に働かないように誘導しつつ、嘘や誇張を避けて志望動機を書くのがコツです。

まとめ

アルバイト先に伝える志望動機は、主婦にとっても合格を左右する重要なポイントになります。
いい加減な内容やテンプレートを模したような書き方では、バイト先に自分の魅力を伝えられないでしょう。

これらの記事を参考に自分の経験や思いを活かして、採用したくなるような志望動機を作成してみてください。
「この人を雇いたい」と感じさせる志望動機は、確かな知識と技術から生み出すことができますよ。

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