アルバイトが未経験の人は、特に意識して履歴書の志望動機を記入する必要があります。
きちんと準備を行なえば、未経験であってもアルバイトに採用される確率は高まるのです。
未経験だからこそ注意すべき志望動機のポイントや、やる気を伝えるコツを把握して、バイトの合格に近づきましょう。

アルバイトの履歴書には、多くの場合「志望動機」の欄が設けられています。
この志望動機を面接で上手く伝えることが、良い印象を与えるコツになるでしょう。

バイトが未経験である人もまた、未経験だからこそ伝えるべきポイントがあり、合格のためのコツがあります。
この機会に、未経験ならではの志望動機を確認し、魅力的な自己アピールを作りましょう。

アルバイト未経験者は志望動機をどう伝える?

アルバイトが未経験の人は、志望動機に工夫を加えることがおすすめです。
「家が近いから」「バイトに興味があるから」といった定型文ではなく、未経験だからこそ書ける内容を考えることが、採用への第一歩となりますよ。

むしろ、バイト未経験の人が志望動機を有効活用することで、面接官に好印象を与えることができるかもしれません。未経験という条件を上手く利用して、志望動機の伝え方を考えてみましょう。

素直に伝える

志望動機を考える際には、とにかく素直になることが大切です。
見栄を張ったり、難しい理由を探したりする必要はないため、まずは自分の心と素直に向き合ってみましょう。

志望動機に嘘をつくようなことがあれば、誠実さを疑われることになります。
同様にいい加減な志望動機で面接に臨むと、バイトをする気があるのかと担当者を不安な気持ちにさせる可能性があるでしょう。これらの行動は素直さが感じられません。

面接の場で緊張すると、どうしても自分を良く魅せようとしてしまいますが、素直であることを忘れないようにしましょう。

未経験であることを隠さない

前述した「素直さ」に共通しますが、未経験であることを隠さないようにしましょう。
仮に面接官に聞かれなかったとしても、こちらから未経験であることを伝え、お互い了承の上で面接を進めるのがポイントです。

未経験であることを隠したままでいると、いざ採用されたときに、スキルや経験の面でバイト側の要望に応えることができません。
未経験であることを隠すのはリスクが高くなるため、早めに打ち明けて「未経験を前提」に面接をはじめましょう。
事前に履歴書にはっきりと書き、応募段階で「未経験でも大丈夫ですか?」と確認しておくことがおすすめです。

アルバイト未経験者が志望動機を伝える上でのポイント

続いて、アルバイト未経験の人が志望動機を伝える際のポイントを把握しましょう。
上手に動機を組み立てて、自分自身の魅力と結びつけることができれば、未経験であることはあまり気になりません。

未経験だからといって、急に志望動機が難しくなるわけではありません。
以下で紹介するポイントは非常にシンプルです。バイト経験者に取っても役立つ内容になっているので、確認をしてみましょう。

強みやアピールポイントと結びつける

自分にしかない強みやアピールポイントがあるなら、志望動機に結びつけることで採用確率を高めることができます。

例えば「体力に自信があるので、長時間勤務が続いても大丈夫です」「顔と名前を覚えるのが得意なので、お客さんに合わせた接客ができます」など、強みと仕事に活かせそうな場面をつなげるのがコツです。
可能であれば何か具体的な要素をつけ加えることで、よりアピールポイントを印象付けられるでしょう。例えば「○○という大会にでました」「学校ではそのスキルを活かして○○をしています」といった話しができると、相手がよりイメージしやすくなります。
アピールポイントに関係したエピソードを探してみましょう。

興味のある分野と結びつける

自分が興味を持っている分野と、アルバイト先の業務を結びつけることができれば、魅力的な志望動機に仕上げられます。
バイトとしては未経験であっても、間接的に関係していることをアピールできると、印象が大きく変わる可能性があるのです。

例えば「野球観戦が好きなので、スポーツショップで働きたいです」「音楽を毎日聞いているので、CDショップのバイトに応募しました」といった志望動機は、職場で活かせる能力をアピールできます。
「未経験だけど、バイトで取扱っているものには詳しい」と伝えることが、興味のある分野を活かした志望動機の作成法です。

バイト先が求める人物像と結びつける

バイト先がどのような人材を求めているのかを考えて、その人物像に結びつける形で志望動機を考えるのも一つの方法です。
応募前にバイト先が欲しがりそうなタイプを調べて、自分がそのタイプに当てはまる部分があるか考えてみましょう。

例えば「長時間の立ち仕事⇒我慢強い人」「細かな作業が多い⇒手先が器用な人」「仲間同士の連携が大切⇒コミュニケーション力のある人」といった形で、職場の特徴から求める人材を大まかに特定できます。
導いた答えを参考にして、自分自身と職場の理想的な人物像を結びつけることで、面接官に好印象を与えられるでしょう。

アルバイト未経験者の志望動機例文

上記のポイントを踏まえた上で、アルバイト未経験者が利用できる例文を3つご紹介します。
オリジナルの志望動機を作る際の参考にして、面接で自分を適切にアピールできるように準備しましょう。

自分の強みやアピールポイントを活かした例

居酒屋のバイト例

中学3年生のころからジョギングを日課にしているので、体力には自信があります。
アルバイトは未経験ですが、持久力が備わっているのでお役に立てると思い、今回応募させていただきました。
連続でシフトが入っても大丈夫なので、人がいないときも積極的に働きます。
疲れても笑顔を忘れず、最後まで仕事をやりきることを目指したいと思います。

体力をアピールしつつ、シフトの融通が利くことを伝えられるので、印象が良くなります。
どんなバイト先でも役立つ強みを一つ身につけておけば、色々なバイト面接に応用できるでしょう。

自分の興味のある分野を活かした例

本屋のバイト例

中学、高校と図書委員に所属し、毎月10冊以上の本を読んでいます。
読書をきっかけに記憶力に自信がついたため、本の中身を頭の中で思い返すのが特技です。
その能力を活かして、バイトでは商品の説明や売り場への誘導をしっかりと行いたいです。
こちらのお店は何度も利用して中を確認しているので、ある程度商品の位置や内容も覚えています。
バイトは未経験ですが、記憶力と本好きであることを活かして、バイトを続けたいと思っております。

「本好き」だけでなく、プラスアルファで「記憶力」の追加することで、未経験でも即戦力として働けることをアピールします。
「何度もそのお店に行っている」という事実も、面接官にとっては好印象になるでしょう。

バイト先が求める人物像を活かした例

アパレル系のバイト例

生徒会に所属しているので、色々な学年とコミュニケーションを取るのが日課になっています。
どんな人とも明るく話すことができるので、バイトで活躍できると思い、未経験ですが応募をさせていただきました。
人見知りをすることもないため、お客様と積極的なコミュニケ―ションを取ることができます。
こちらのお店はいつも店員さんが楽しそうに働いているので、私も同じように素敵な笑顔でバイトをしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

「アパレル系の仕事=コミュニケーション能力のある人材が欲しい」と仮定し、自分の経歴と性格を前面に押し出します。お店の店員を例に挙げて「自分の目標」を明確にすると、相手が「働いているあなた」をイメージしやすくなるのでおすすめです。

まとめ

アルバイトの志望動機は、ちょっとした工夫で大きな成果を出すことができます。
バイトが未経験であるのなら、それを活かして魅力的な志望動機を作り出し、効果的なアピールを行ってみましょう。

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