アルバイト中は言葉遣いが非常に重要です。そのため、正しい敬語や基本的な使い方を学んでおく必要があるでしょう。
特に、接客業として人前に立つ場合、正しい言葉遣いを意識して使えるように備えておくことがおすすめです。

アルバイトにおいて、言葉遣いが自身の評価へ影響を与える可能性があります。そのため、正しい敬語や言葉選びが重要となります。
しかし、意識していないと普段通りの口調が出てしまったり、バイト敬語と呼ばれるような間違った敬語を使ってしまったりすることもあるでしょう。特に、接客業で働く人にとって、言葉遣いは大切なポイントです。

本記事では、アルバイトにおける正しい敬語を使うために、言葉遣いをチェックしていきましょう。

アルバイトの言葉遣いは「敬語」が基本

アルバイト中の言葉遣いは、基本的に「敬語」を使うことが求められます。
敬語は相手に敬意を示すことができるので、バイト中の対人関係を円満に進められます。

初めてアルバイトをする人は、特に意識して言葉を選んでいきましょう。
バイト中は、SNSや友達・家族のやりとりとは全く違う言葉が必要です。普段使っている言葉遣いを、無意識のうちにバイト中に使ってしまうこともあり得ます。
そうならないためにも、普段から敬語を使えるように意識しましょう。

敬語には3種類ある

一般的に敬語には、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。
どれも基本的には相手に対しての敬意を表することが重要。「~です」や「~ます」といった口調を使うのがポイントです。
この基本的な要素の他にも敬語の種類によっては、話し相手や状況によって使い分けることが理想的です。上記の3種類はそれぞれ異なる意味合いを持つため、まずはこれらの種類があることを把握しましょう。

「丁寧」を心がけることが大切

いきなり「敬語を使って話してほしい」と言われても、困惑する人は多いでしょう。そのため、はじめは言葉遣いを丁寧なものに切り替えて、会話の物腰を柔らかくすることをおすすめします。
例え間違った敬語を使ってしまっても、心のこもった丁寧な言葉遣いが実践できていれば、話している相手に好印象を与えられます。逆に言えばどれだけ敬語を巧みに扱えていても、言葉遣い全体に丁寧さが欠けていれば、相手を怒らせてしまう可能性もあるでしょう。

アルバイトを始めたばかりの人は、業務を覚えることに必死で、なかなか言葉遣いにまで気が回らないこともあり得ます。
だからこそ、最低限の丁寧さを身につけて、自然と柔らかい言葉を使えるように意識しておきましょう。

アルバイトで気を付けるべき言葉遣い

アルバイトだからこそ気をつけておきたい言葉遣いがいくつか存在します。特に以下のようなパターンは要注意です。普段から使っている人も多いため、「これもダメなの?」と驚く言葉もあるかもしれません。
この機会に敬語だと間違えて覚えている言葉遣いをまとめて確認して、正しい形に直していきましょう。

「〜になります」

「なる」という言葉は、何かが変化していることを表します。そのため、接客中の言葉遣いとしては不自然です。
「~です」や「~でございます」と言い切る形に直して、不自然さを払拭しましょう。

「よろしかったでしょうか?」

「よろしかった」という表現は過去に対して使う言葉になるため、今現在起きていることに使用する場合は間違った敬語です。
「よろしいでしょうか」「よろしいですか」といった現在に対する言葉に置き換えて、時間軸を意識した言葉遣いを実践しましょう。

「〜からお預かりします」

レジでの業務中によく聞く言葉です。これは、お預かりに対して「から」という余計な言葉がくっついているため、敬語としては間違った形になります。
余計な言葉をつけずシンプルに「~をお預かりします」といった言葉遣いで問題ありません。何かを受け取ったときは意識して「から」を外してみましょう。

「ちょうどお預かりします」

「ちょうど」は「預かる」という言葉と矛盾の関係にあります。そのため、敬語としては不適切です。
レジの会計でお釣りが不要な場合は「ちょうどいただきます」と言い換えることで、正しい意味合いの言葉遣いになります。

「〜の方(ほう)」

「方(かた)」の読み方を変えた「ほう」という言い方は一般的に聞こえます。しかし、複数のものを差して「どちらか一方」を意味するとき以外は、間違った敬語になります。
例えば、2つの品物を求められて、先に片方を提示した場合は「~のほうをお持ちしました」といった表現でOKです。しかし、1つの品物だけを要求されたのに、「~ほう」を使った場合は、状況と矛盾するので注意が必要となります。

「なるほどです(ね)」

自分が納得したことを伝える際や話を聞いている相槌に「なるほど」という言葉を使うのは、いくら「~です」の形にしていても不適切となります。
単純に「はい」や「わかりました」で応対するようにしましょう。

「了解です」

お客さま相手に「了解です」はNG。基本的には「承知しました」や「かしこまりました」を使います
職場の上司相手にも本来は使うべきではありませんが、ある程度信頼関係が築けている場合は黙認されることも多いです。

「ご苦労様です」

「ご苦労様です」は目上の人が下の人に使う表現方法。アルバイト中の多くの場合は「お疲れ様です」が適切となります。
上司や先輩と挨拶するときに自然と「お疲れ様です」が出るように、練習しておきましょう。

まとめ

アルバイト中にきちんとした言葉遣いを使えるかどうかで、バイト先からの評価は変わります。
事前にアルバイトならではの注意すべき言葉遣いを確認して、仕事中に正しい敬語を使えるようにしておきましょう。

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