バイトに提出する履歴書をデジタルで作成した場合、メールで事前に送るケースがあるかもしれません。
メールで履歴書データを送る際のポイントをチェックして、失礼のない形で対応できるようにしておきましょう。
バイトの面接で利用する履歴書はデジタルで作成できます。デジタルで作成した履歴書データを電子メールで事前にバイト先に送るケースもあるでしょう。
本記事ではデジタルで作成した履歴書をメールで送るときのポイントと、実際に使えるメールの例文を合わせてご紹介します。
企業にメールを送ったことがない人も、以下を参考にしてみましょう。
バイト履歴書をメールで送る時のポイント
デジタルで作成したバイトの履歴書をメールで送る際には、いくつかのポイントを把握しておくと良いでしょう。
以下の点を意識してメールを作成することで、スムーズに履歴書を採用担当者に届けられます。
履歴書をPDFファイルに変換する
作成した履歴書のファイルは、基本的にPDFに変換しておくことがおすすめ。
PDFは、どんな環境でも作成時のレイアウトで文書ファイルを確認できる形式です。
特定の形式(Word,Excelなど)で作成したファイルを別の形式で開くと、ソフトの互換性によっては正しく表示されないことがあります。
そのため、作成時に使用したソフト形式のデータをそのまま送信するのではなく、一度PDFファイルに変換しましょう。
PDFファイルはパソコンだけでなくタブレットでも開くことができるので、バイト先の担当者により見やすい環境で履歴書を確認してもらえます。
PDFファイル自体、軽くて見やすいため、デジタルの履歴書には最適です。
ファイル名を分かりやすく設定する
履歴書のファイル名は分かりやすいものに設定し、採用担当者が把握しやすいように配慮しましょう。
基本的には、自分の名前と日付を記載して、後から探しやすいような名称にするのがおすすめ。
「履歴書(20190821_氏名)」といった形にすることで、一目でファイルの内容が確認できます。
採用担当者は複数の履歴書を確認することになるため、管理しやすいように気を使うことで好印象につながる可能性も。
セキュリティを気にするなら履歴書にパスワード設定する
万が一、履歴書が第三者の手元に渡ってしまったときにも安心できるように、履歴書のファイルにパスワードを設定してセキュリティを高めておくのもおすすめです。
パスワードをかけた場合はその旨をメール内に記載し、パスワードを記載したメールを別で送りましょう。
基本的にセキュリティ設定を行う必要はありませんが、バイト先が個人情報に厳しい会社だったり、セキュリティ関係の仕事に関わっていたりする場合は、高いセキュリティ意識が評価されるかもしれません。
バイト履歴書をメールで送る際の構成&例文
バイトの履歴書をメールで送る際には、以下のようなメールの構成を採用するといいでしょう。
それぞれの項目ごとにポイントと例文を記載します。実際にメールを作る際の参考にして見てください。
件名
件名にはメールの内容を一言で書き、採用担当者が一目見て分かるようにします。
受信フォルダに件名だけが表示されても履歴書の送付メールであると判断できるように、簡潔かつ明確なものにしましょう。
アルバイト応募の件/履歴書添付あり(氏名)
これならアルバイトの応募に関するメールであること、履歴書が添付されていることが同時に理解できます。
宛名
宛名には会社名、部署、採用担当者名を書きます。
企業名は省略しないで正式な名称を書き、(株)などの表現も避けましょう。
採用担当者名が不明な場合は、「採用担当者様」や「ご担当者様」などで大丈夫です。
株式会社〇〇
〇〇課 採用担当者様
冒頭の挨拶
メールの冒頭では挨拶を行い、自分の名前をフルネームで書きます。
長々と書くのではなく簡潔さを重視し、次の用件に繋げるようにしましょう。
はじめまして。〇〇と申します。
用件
用件ではメールを送信した理由を書き、アルバイトの応募であることを明確にします。
合わせて履歴書をメールに添付していることを記載し、後ほど確認してもらえるようにお願いしましょう。
また、履歴書のファイルにパスワードを設定している場合には、こちらでその旨を伝えます。改めてパスワードを記載したメールを送信することを書いて、採用担当者が混乱しないようにしましょう。
本日は〇〇(求人を見た情報誌やサイト名)で貴社の求人を拝見し、アルバイトに応募させていただきます。
メールに履歴書のファイルを添付しておりますので、お手数ですがご査収お願いいたします。
パスワードについて
ファイルにパスワードを設定した場合は下記の通りに記載しましょう。
履歴書のファイルにはセキュリティの観点からパスワードを設定しております。
後ほど別のメールにてパスワードの内容を送信させていただきます。こちらもご確認いただけますと幸いです。
締めの言葉
メールの最後には締めの言葉を記載して、丁寧さをアピールしましょう。
「よろしくお願いします」や「以上」といった簡素なものではなく、ビジネスマナーを意識した内容を書くのがコツです。
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご確認をお願いいたします。
面接の機会をご検討いただけますと幸いでございます。
何卒、よろしくお願いいたします。
署名
メールの最後には基本的に著名を記入し、相手がすぐに連絡を返せるようにしておきます。
名前:フルネーム
電話番号:すぐに出れるものを書く。携帯でも可
メールアドレス:いつも使っているものを選択
バイト先が返信をメールで行うとは限らないので、電話番号や住所も確実に書いておきましょう。
著名部分はその他の文章と分けて見れるように、「ー」などで囲んでおくのがおすすめです。
おさらい
上記内容をすべて踏まえたテンプレートを下記に記載します。
メールで応募する際には、こちらのテンプレートをアレンジして利用してみてください。
▼件名
アルバイト応募の件/履歴書添付あり(氏名)▼本文
株式会社〇〇
〇〇課 採用担当者様はじめまして。〇〇と申します。
本日は〇〇(求人を見た情報誌やサイト名)で貴社の求人を拝見し、アルバイトに応募させていただきます。
メールに履歴書のファイルを添付しておりますので、お手数ですがご査収お願いいたします。履歴書のファイルにはセキュリティの観点からパスワードを設定しております。
後ほど別のメールにてパスワードの内容を送信させていただきます。
こちらもご確認いただけますと幸いです。お忙しいところ大変恐縮ですが、ご確認をお願いいたします。
面接の機会をご検討いただけますと幸いでございます。
何卒、よろしくお願いいたします。名前:フルネーム
電話番号:すぐに出れるものを書く。携帯でも可
メールアドレス:いつも使っているものを選択
まとめ
アルバイトの応募で使う履歴書は、デジタルで作成することも珍しくなくなっています。
この機会にメールでの送信方法を確認して、履歴書を送れるように準備してみてはいかがでしょうか。
デジタルの履歴書にはさまざまなメリットがあるため、アルバイトへの応募をこれまで以上にスムーズにしてくれるかもしれません。
バイトの応募にあまり時間をかけられない人や、手書きの履歴書に自信がない人は、デジタルでの作成に挑戦してみましょう。