まだ20歳になっていない高校生や大学生で、履歴書を書く際に保護者欄で困った経験がある方いませんか?
この記事では、履歴書の保護者欄について説明していきます。
未成年でバイトに応募しようとしている人は、ぜひ参考にしてみてください。
未成年(20歳以下)は保護者欄は書かなくちゃダメ
まず、未成年でアルバイトに応募する際、必ず保護者の承諾が必要となっています。
保護者の承諾を示すためにも、履歴書の保護者欄は必ず書きましょう。
その背景や詳細について、少しずつ見ていきましょう。
労働基準法で決められているので必須
なぜ未成年は保護者欄を書かなければならないのでしょうか。
それは、労働にまつわる様々なルールを定めている「労働基準法」により、未成年の労働には保護者の承諾が必要と定められているからです。
国の法律として、保護者の承諾がないと企業が未成年を雇用することを認めないというルールとなっているため、保護者の承諾は必須です。
未記入でOKというわけでもない
保護者に記入してもらうのが面倒で未記入で提出する人が多くいますが、これはあまりおすすめしません。
未記入で提出して面接に行った際、面接官に親の同意について聞かれ、保護者欄を記入して再提出を求められることが多いためです。
履歴書で未記入だとしても、別の形で保護者のサインや印鑑を求められることもあるので、履歴書の保護者欄を親に記入してもらって提出するのが無難でしょう。
親の名前を自分で書くのもダメ!
保護者に記入してもらうのではなく自分で記入しようと考える人もいるかと思いますが、企業側が見た際に確実にわかるため、絶対にやめましょう。
自分で書いたことが企業側にわかった場合、印象が非常に悪く採用される可能性はほとんどゼロに近いため、必ず保護者に記入してもらった上で提出しましょう。
保護者欄にはお父さん?お母さん?どちらを書く?
履歴書の保護者欄について、お父さんかお母さんのどちらに書いてもらうのが良いでしょうか。
バイトの応募に関して「保護者の承諾」を示すための欄なので、親が承諾していることが伝われば原則OKですが、ここでは一般的にどのようにすべきか説明してきいます。
世帯主を書く
正式な書類で保護者に記入してもらう欄がある際には、「世帯主」を書くのが基本です。
おそらく通常の家庭であれば、「父親」が世帯主として登録されていることがほとんどだと思いますが、あらかじめ親に確認をしてから書いてもらうようにしましょう。
また、どうしてもわからない場合は、住民票の「世帯主」の欄に該当する人の名前が書いていますので、住民票から確認しましょう。
保護者欄の住所に「同上」は避ける
保護者欄の住所について、省略して「同上」と書く人が多くいますが、これはあまりおすすめしません。
上でも述べたとおり、履歴書の保護者欄は、保護者の承諾を示す大事な欄です。しっかりと省略せずに、全て書いたほうが企業側の印象は良くなるでしょう。
方呼出ってなに?
履歴書を書いている際に、「方呼出」という文字を見たことはありませんか。意味がわからないまま未記入で提出した経験がある人も多くいると思います。
「方呼出」とは、電話を取り次いでもらう相手を示す欄です。
自分が携帯電話を持っていない場合、書く必要があるため必ず確認してから履歴書の記入をしましょう。
親戚の家など、名前を書いた人以外がでる場合に書く
携帯電話を持っていない場合は、誰かに電話を取り次いでもらう必要があるので必ず書く必要があります。
そして、親戚の家や下宿先に滞在している場合のような、名前を書いた人以外が出る場合にも書く必要があります。
不要な場合は未記入でOK
上でも述べたように、方呼出は電話を持っていない人が取り次いでもらうための欄です。
自分の携帯電話を持っている場合は必要ないので、未記入で構いません。
未成年(20歳以下)の方は保護者欄がある履歴書を買おう
未成年でアルバイトの応募を考えている際は、必ず保護者欄がついている履歴書を買うようにしましょう。
上でも述べたとおり、企業側が未成年を雇用する際には、保護者の承諾が必ず必要となっているため、何らかの形で親の承諾を証明する文書を求めます。
履歴書に保護者欄がついているものを購入して、保護者に記入してもらって提出すれば、企業側も応募する人側も、お互いに違う形で文書を提出する手間が省けるためベストだと言えます。