私たちが普段何気なく目にしている警備員ですが、警備員バイトにも種類があることはご存知ですか? この記事では警備員バイトの種類の違いと、実際に働いたときのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
警備員はショッピングセンターやオフィスビル、イベント会場など、様々な場所で活躍しており、見たことがない人はいないのではないでしょうか。それほど、警備員の仕事は私たちの生活と密接に関わっており、安全を守るためにはなくてはならない存在です。
この記事ではそんな警備員のバイトについて、警備員の仕事の種類やメリット・デメリットを詳しくご紹介します。実際にバイトを探す前に是非参考にしてみてくださいね。
警備員のバイトって?
一口に警備員バイトといっても、仕事の種類によって業務内容や勤務環境は大きく違います。
警備員バイトは、施設警備・交通誘導警備・雑踏警備の3つに大きく分類されます。
施設警備のバイトは、商業施設やオフィスビルなどの建物に常駐し、警備をする仕事です。ショッピングモールや遊園地、デパート、学校、銀行など、警備する場所は様々です。主な仕事内容は、館内の巡回や、入退館する人の受付、防犯カメラのモニター監視などがあります。
これらの警備を行い、館内の事故や火災、不審者の侵入などのトラブルを防止するのが施設警備の役割です。他の警備のバイトに比べて屋内での仕事が多いのが特徴です。天候や季節に左右されず、快適な環境で働けるのも施設警備の魅力のひとつです。
交通誘導警備のバイトは、工事現場やデパート、遊園地などの駐車場で、事故や渋滞が起きないように車両や歩行者の誘導を行う仕事です。赤く光る棒を振りながら誘導している人を見たことがあると思います。それが交通誘導の警備員です。
交通誘導警備のバイトの魅力は残業が少ないところです。道路工事はあらかじめ警察へ申請をする必要があり、使用許可を得た時間を超過して作業することは禁止されています。そのため、基本的に工事が長引いて残業することはありません。
雑踏警備のバイトは、ライブやスポーツ、お祭りなど大勢の人が集まるイベント会場で、事故やトラブルが起きないように誘導したり警備したりする仕事です。雑踏警備の魅力はイベントの雰囲気を味わえたり、自分の好きなミュージシャンやチームを間近で見れたりするところです。
どの警備員バイトについても、トラブルを未然に防ぐことが最も重要です。加えて、万が一アクシデントが発生してしまった場合には慌てず対応する力も必要です。
また警備員になるためには、事前に研修を受けなければいけません。正社員・アルバイトに関わらず、法律によって30時間の研修が義務付けられています。研修期間は給料を貰えないのかなと心配する人もいると思いますが、研修期間であっても給料は発生するので、安心してください。
研修内容としては、基本教育・義務別教育の2つがあります。基本教育では、警備員として必要な最低限の知識を身に付けます。一方、義務別教育は、施設警備や交通誘導警備、雑踏警備など、警備の種類に応じて必要な知識を学びます。
警備員のバイトがオススメな理由
警備員バイトは幅広い年齢層に人気があります。そんな警備員バイトが人気の理由をご紹介します。
仕事が楽
警備員バイトの一番の魅力はなんといっても「仕事が楽」だというところです。警備員バイトの仕事は、決められたポイントをチェックする巡回や簡単な受付業務、落とし物の管理など、未経験でも始めやすい業務が大半です。単純作業が多く、何も異常がなければ数時間ただ椅子にじっと座っているだけ、という業務もあります。
接客業など、他のバイトに比べて休憩時間が長いところも警備員バイトの特徴です。すきま時間で、資格の勉強をしたり、複業をしたりと自分のキャリアアップに時間が使えるのも嬉しいポイントです。
業務は基本的に単独行動ですので「必要以上に人とコミュニケーションを取りたくない」という人にとっては、他人に気を使う必要がなく、精神的にも楽だと感じる人もいるでしょう。
大学生からシニアまで働ける
様々な年齢層の人が警備員として働いており、学生からシニアまで人気があります。他のアルバイトに比べて様々な年齢の人が働いているので、年の離れた人と一緒に仕事をする経験ができるのも魅力のひとつです。
即お金がもらえる
警備員バイトの多くは日払いで、働いた分のお給料がすぐに貰えます。急な旅行ですぐにお金が必要な人や、生活費の足しにしたいという人には、働いた分の給料がその日に貰えるのは、かなり嬉しいポイントです。
また警備員バイトの給与形態は「日給制」をとっているところが多いです。工事現場での警備員バイトは悪天候により途中で中止になることもありますが、その場合でも一日分の給料がしっかり貰えます。
シフトに融通がきく
警備員バイトはシフトの自由度が高いのも人気の理由のひとつです。警備員バイトは基本的にシフト制で、勤務時間は早番から夜勤まであります。勤務時間や日数などが自由に選べて自分に合った働き方ができます。
警備員バイトはショッピングセンターや工場など、あらゆる現場で常に必要とされている仕事です。そのため求人の種類も多く、きっと自分の条件にマッチしたバイトが見つかるでしょう。
警備員のバイトのデメリット
とても魅力的で人気の高い警備員バイトですが、もちろんデメリットもあります。
つまらなく感じることがある
警備員バイトの多くは単純作業です。楽だと感じる人もいれば、反対にそれが退屈だと感じる人も少なくないでしょう。勉強したり本を読んだりと、すきま時間を有効活用できる人や、巡回をいつもより5分早く終わらせるなど、自分で目標を設定してゲーム感覚で楽しめる人にはオススメです。
出会いがない
警備員バイトは、単独行動が基本です。仕事をする上で最低限のコミュニケーションは必要ですが、チームで連携して仕事をするという経験はあまり得られないので、人と仲良くなる機会は他のバイトに比べて少ないでしょう。
また警備員バイトは、大学生からシニアまで幅広い年齢層の人が働いているので、同年代の人との出会いは多くないでしょう。バイトを通じて、プライベートでも遊びに行くような友達が欲しい人にはあまりオススメできません。
夏は暑く冬は寒い
警備員バイトの中でも交通誘導や雑踏警備は、屋外での仕事が多く天候次第ではきついと感じる人もいるでしょう。特に夏は暑く冬は寒いので、しっかりとした防暑防寒対策が必要です。また、万が一トラブルがあった時に迅速な対応ができるように、充分な水分補給や休憩を取って体調を整えることが大切です。
まとめ
私たちの生活の中で見ない日はないといっても過言ではない警備員。そんな警備員のバイトは、大学生からシニアまで働けて、時間帯の選択肢が多く自分の都合に合った職場が見つかるので、幅広い層に人気のあるバイトです。
資格の勉強をしながら生活のために稼ぎたい人や、急な出費で今すぐお金が必要な人にもぴったりなバイトです。どんな求人があるか、是非一度チェックしてみてはいかがでしょうか。