スーパーや百貨店で誰しも一度は見たことがある試食販売のバイトですが、実際に働いてみようと思うとわからないことも多いと思います。この記事ではそんな試食販売のバイトの一日の流れやメリット・デメリットをご紹介します。

スーパーで買い物をしていると「一口いかがですか?」と声をかけられたことがありませんか?誰しも一度は見たことがある試食販売のバイトですが、実際どれくらい稼げて、どんなスケジュールで仕事をするのでしょうか? 

この記事では、そんな疑問を解決するために、試食販売のバイトの一日の流れやメリット・デメリットをご紹介します。

試食販売のバイトって?

試食販売のバイトは、文字通りスーパーや百貨店で試食をしてもらって、商品のPRをする仕事です。試食販売のバイトは、買い物に夢中のお客様に試食してもらい、お客様に商品を買ってもらうことが目的なので、ただ食べてもらうだけでなく商品の魅力を伝える力も必要です。

試食販売バイトの探しかた

実際に試食販売のバイトをしてみたいと思っても、どうやって求人を探したらいいかわからない人も多いと思います。意外と知られていないのですが、実は試食販売をしている人はスーパーの店員ではなく、多くの場合が派遣スタッフです。

そのため、一般的に試食販売のバイトをしようと思ったら、まずは派遣会社に登録して、面接・研修を受けた上での勤務となります。

試食販売のバイトの給料は日給制を採用しているところが多いです。基本的に日給は8000〜1万円が相場と言われています。時給換算で1000〜1200円と、他のアルバイトと比べると比較的高時給です。

試食販売の仕事内容

試食販売の仕事内容は、食べ物を試食してもらう「試食販売」と飲み物を試飲してもらう「試飲販売」の2種類に大きくわけられます。

試食販売

試食販売のバイトは、ウインナーやフルーツなどの食品をカットしたり、ホットプレートで焼いたりと簡単な調理をしてから、お客様に勧める仕事です。どれも調理自体は簡単なので、料理の経験がない人や苦手な人でもすぐにできるようになります。

しかし、試飲販売のバイトと違って、キッチンバサミやホットプレートを扱うので、子どもが触ってケガしないように注意しなければいけません。

試飲販売

試飲販売

試飲販売のバイトは、コーヒーやワインなどの飲み物を小さいコップに注いで、試飲してもらう仕事です。コップに注ぐだけなので調理をする手間もかかりません。試飲してもらう商品と飲み物を入れる容器があればいいので事前に準備する物も少ないです。

アルコールを取り扱う場合は十分に注意が必要です。もちろん未成年に配ってはいけませんし、飲酒運転を防止するために試飲してもらう際は車で来ていないかの確認が義務付けられているところもあります。

子どものアレルギーに注意

試食・試飲販売のバイトで特に注意したいのが、小さなお子さんです。子どもは自分のアレルギーを把握してないことがあります。誤ってアレルギーのある物を口にしないように、保護者同伴でない子どもには試食させないように決められていることが多いです。そのため、子どもが欲しいと言っても「親御さんと一緒に来てね」と断るようにしましょう。

1日の流れ

実際に試食販売のバイトで働いた場合の当日の流れをご紹介します。

店舗到着

店舗に到着したら従業員入り口から入ります。大型ショッピングセンターなど、店舗によっては従業員入り口がわかりにくいところがあるので、初回は余裕をもって30〜45分前には到着するようにすると安心です。

担当者から説明を受ける

店舗に着いたらまずは、担当者に挨拶をして当日の具体的な指示を受けます。このときに、試食販売をする場所・必要な道具(キッチンバサミ、ホットプレートなど)の置いてある場所・休憩の時間と場所・終業時はどこに行けばいいか、などを確認しておきましょう。

勤務開始

説明を受けたら実際にコーナーに行って試食販売開始です。カットしたり焼いたりする必要がある場合は簡単な調理をして、配ってを繰り返します。お客様に足を止めてもらうために、大きな声を出しながら元気に呼びかける必要があります。

勤務終了

勤務終了時間になったら、使った用具の片付け、出たゴミの回収をします。撤収作業が終わったら、担当者に終了の報告、報告書にサインをもらって退店します。記入した報告書は派遣会社に送ります。

試食販売のオススメポイント

試食販売のバイトのオススメポイントを紹介します。

繁忙期はかなりお給料がいい

試食販売のバイトは、クリスマスやお正月の繁忙期はかなり給料がいいです。一般的な給料が日給9000円程度なのに対して、繁忙期には日給1万5000円や2万円なんてところもあります。

単発で入れるので好きな時に働ける

試食販売のバイトは、単発で入れるので好きな時間に働けるのがメリットです。副業としてすきま時間を利用して稼ぎたい人や、部活や勉強で土日しか働けない学生にはとてもオススメです。

また日払いの制度を採用しているところが多いのも、すぐにお金が必要な人にとっては嬉しいポイントです。

しゃべるのが上手くなる

スーパー

試食販売のバイトは、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の人と接する仕事です。ずっと知らない人に声をかけ続ける仕事なので、他人に対して物怖じぜずに喋れるようになったり、丁寧な言葉遣いが身に付いたりします。

試食をして商品を買ってもらうことが目的なので、どの層のお客様にどのように声をかけたら購買につながりやすいかなど、営業のスキルが身につくのも魅力の一つです。

試食販売のデメリット

人気の試食販売のバイトですが、デメリットについても紹介します。

立っている時間が長い

試食販売のバイト経験者の声で意外と多いのが「長時間立ちっぱなしでつらい」ということです。試食販売のバイトは、勤務中は基本的にずっと立って仕事をします。

冷凍食品コーナーの近くで、ずっと仕事をする場合はかなり寒いことがあります。カイロを貼ったり、中にインナーを着込んだりと工夫が必要です。

ずっと声を出していなければいけない

試食販売のバイトは、ずっと声を出さなければいけません。お客様が少ない時などは、遠くにいるお客様に試食販売をしていることをアピールするためにも大きな声を出す必要があります。

また、寄ってきて試食をしてくれたお客様にも、商品の魅力やオススメのメニューなど買ってもらうために話かけなければいけません。人とのコミュニケーションが苦手な人にはあまり向いてないかもしれません。

毎回同じお店で働くとは限らない

試食販売のお仕事は派遣会社を通して行われることが多いです。そのため最初に派遣会社への登録、事前研修を行わなくてはいけません。

派遣されるお店が毎回同じとは限らないので、初めて行くお店の場合は道順を確認したり、担当者に手順を確認する手間が発生します。

まとめ

一人でも多くのお客様に商品の魅力を知ってもらうために、宣伝・PRをする試食販売のバイト。試食販売のバイトは、長時間立ち仕事をしたり、常に声を出さないといけなかったりと大変なことも多いです。しかし比較的給料が高かったり、お客様が「美味しい」と言って商品を買ってくれたりとやりがいの多い仕事です。

試食販売のバイトは覚えることも少なく、慣れれば簡単な業務ばかりですので、バイト経験が少ない人でも安心して働けます。試食販売のバイトに興味ある人は、どんな求人があるか是非チェックしてみてください。

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