履歴書をいざ書こうと思っても、何を使って書けばよいのかわからない。

鉛筆?消せるボールペン?油性のボールペン?そんな経験はありませんか?

この記事では、何を使って履歴書を書くのが適切か解説していきます。

履歴書には黒のボールペンを使おう

まず、履歴書を書く際は、「黒のボールペン」を使用するのが基本です。

履歴書は、バイトであろうと会社側からすれば「正式な書類」であることに違いはありません。
つまり、履歴書もビジネスの場で使われる書類と同じように書くことが求められます。

ビジネスマナーとして、書類を書く際には「黒のボールペン」が使用されているため、履歴書も「黒のボールペン」を使用して書きましょう。

履歴書に消せるボールペン(フリクション等)はNG

それでは、同じボールペンでも「消せるボールペン」はどうでしょうか。

結論から言うと、履歴書に消せるボールペンを使用するのは適切ではありません。

消せるボールペンで履歴書を書いてしまうと、正式な書類であるにもかかわらず、誰でも修正できる書類となってしまい、本人が書いたという証明ができなくなり、信頼性のない書類として扱われてしまいます。

上で述べたとおり、履歴書は「正式な書類」であるため、他の誰かによって書き換えらるリスクを考え、消せるボールペンは使用しないのがマナーです。

消せるボールペンは熱で消えることがある

消せるボールペンで履歴書を書くリスクは、他の人によって書き換えられるということだけではありません。

消せるボールペンは温度が高いところにおいておいたり、なにかにふれる摩擦で消えてしまう可能性があるため、履歴書に書いた情報が知らない間に消えてしまうことがあります。

そもそも消せるボールペンの仕組みは、60度ほどの熱を加えると文字が消えるというものです。

摩擦を加えなければ文字が消えることはない、、、と思われがちですが、気温が高い時期に車の中に入れておいたり、コピー機に通したりすると文字は簡単に消えてしまいます。

意図的でなくても文字が消えてしまうリスクがあるため、履歴書に消せるボールペンを使うのは避けましょう。

正式な書類はどれも消せないボールペンを使おう

今までは履歴書の話を中心にしてきました。

さて、履歴書以外の他の書類であれば、消せるボールペンを使うことは可能でしょうか?

これも履歴書同様、消せるボールペンを使用することは適切ではありません。
ビジネスの場で使用されるような正式な書類の場合、他の人に書き換えられたり、文字が消えてしまうようなものは、信頼性がない書類と捉えられます。

自分の手元に届いた書類が、文字が消えていたり、他の人に書き換えられた可能性があるものだったら、会社で使う書類として扱うことなんてできませんよね。

ビジネスの場で使われる「正式な書類」については、消えることのないボールペンを使用しましょう。

黒以外のボールペンもNG。黒のボールペンを使おう

履歴書を書くとき、消えないボールペンであれば何色でもよいのでしょうか。

上でも述べたとおり、正式な書類を書く際はビジネスマナーとして「黒」を使用するのが基本です。

なにか特別な背景がある言葉であれば違う色を使うこと(封筒の「履歴書在中」の文字など)もありますが、基本的には黒で書くのがマナーです。

鉛筆やマーカーなども使っちゃダメ

消せるボールペンのことを中心に話をしてきましたが、鉛筆やマーカーなどを履歴書に使うこともNGです。

鉛筆については、消せるボールペン同様、他の人に書き換えられる可能性があり文書の信頼性を失うため、正式な書類として扱うことができません。

また、マーカーについては、履歴書の内容を書き手が強調するような工夫は正式な書類である以上マナーとして好まれないためです。

基本的には、履歴書を書く際は「黒のボールペン」以外は使用しないという認識でいるのが無難でしょう。

消せるボールペンでもバレない?なんてことはない

消せるボールペンで書いても相手にはわからないのでは?そう思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、消せるボールペンを使ったことがある人ならなんとなく分かるかと思いますが、消せるボールペンは通常のボールペンよりも文字の色が薄く出てしまいます。

つまり、消せるボールペンで書いた場合、文字を見た時に色が薄いため、通常のボールペンで書いてないことが一目瞭然なのです。

相手に消せるボールペンを使っていることがわかってしまったら、上でも述べたように文書の信頼性を失い、再提出を求められる可能性が高くなってしまいます。

書き手も読み手もお互い二度手間になってしまうので、最初から通常のボールペンで書くのが良いでしょう。

書き間違えても修正はNG。書き直そう

履歴書を書いている際、誤って書いてしまうことはつきものです。さて、書き間違えてしまった場合、どのようにするのがよいのでしょうか。

修正ペンを使って書き直せばよいのでは?

そう思った方もいると思いますが、上でも述べたとおり履歴書は「正式な書類」です。

修正ペンを使った場合、修正したのがあなただと証明するのは極めて困難です。

つまり、消せるボールペン同様、修正ペンを使用した途端、その履歴書の信頼性はなくなり、正式な書類として扱うことが難しくなってしまいます。

もし、履歴書を書き間違えてしまった場合は、面倒ではありますが、新しい履歴書を使って書き直すのがベストです。

履歴書に適したボールペンを選ぼう

さて、今まで履歴書を書く際には「黒のボールペン」を使いましょうと伝えてきました。

消せるボールペン以外のボールペンで書くことが適切だと書いてきましたが、通常のボールペンの中でもどのようなボールペンを使えばよいのでしょうか。

ここでは、どのようなボールペンが履歴書を書くのに適しているかを解説していきます。

ボールペンには油性、水性、ゲルインクがある

ボールペンといっても、実は種類がたくさんあります。

具体的には、「油性」「水性」「ゲルインク」という3種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。

油性ボールペン

インクが紙に滲んでしまうことが少なく、裏写りしにくい。ただ、文字がかすれたり、インクが溜まって塊が落ちることがあるため、記入の際は注意が必要。

水性ボールペン

力をいれずに滑らかに書ける。ただ、水に濡れると文字が消えてしまうので、正式な文書には向かない。

ゲルインクボールペン

インクが滲むことはが少なく、発色性も優れている。また、インクが溜まって一気に出るようなこともなく、なめらかに書くことができる。

オススメはゲルインクのボールペン

さて、上でそれぞれのボールペンの特徴について説明しましたが、履歴書に向いているボールペンはどれでしょうか。

おすすめは、インクの滲みが少なく、滑らかに書ける「ゲルインクのボールペン」です。

油性ボールペンは、インクが溜まって一気に出てしまう場合があるため記入に注意が必要であり、水性ボールペンは水に濡れると文字が消えてしまうリスクがあります。

スムーズに書くことができて、消えるリスクもないゲルインクを使うのが無難でしょう。

太さは0.5mmから0.7mm。細すぎるのは避ける!

最後に、ボールペンの太さについて少し触れたいと思います。

一般的にコンビニや文房具屋で売っているボールペンは、0.5mmのものが多いと思います。

履歴書に書く際には、0.5mmから0.7mmのものを使うのが無難と言えるでしょう。

0.5mmよりも細いと文字が少し見えにくくなってしまい、0.7mmよりも太いと文字が潰れて見えにくくなってしまう可能性があります。

よって、履歴書を書く際には0.5mmから0.7mmのものを使いましょう。

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