アルバイトの応募時に必要な履歴書の「志望動機」には、正しい書き方やテクニックが存在します。
本気でそのバイトに合格したいと思うのなら、こちらで志望動機の書き方をチェックしてみましょう。
志望動機の書き方が変われば、採用担当の人に与える印象も変わり、スムーズに面接を進めることも可能です。
最高の第一印象を作るためにも、こちらで志望動機の書き方を1度学んでみることをおすすめします。
アルバイト向け志望動機の書き方
アルバイトの応募時に履歴書に記入する「志望動機」は、合否を分ける重要なポイントになります。
しっかりと準備をしてから書きあげることができれば、バイトに採用される可能性を高めることもできるでしょう。
逆にいえば志望動機が弱いと、ほかが合格点でも落ちる可能性が出てきてしまうので、きちんと対策をとることが必要となるのです。
そこでこちらでは、バイトの志望動機欄の書き方と、役立つテクニックをご紹介したいと思います。
初めて履歴書を書くときや、志望動機の内容に迷っているときは、ぜひ参考にしてみてください。
簡潔かつ丁寧に
履歴書の志望動機を書くときに1番大切なのは、簡潔さと丁寧さです。
だらだらとした長い文章は読み飛ばされてしまう恐れがあるので、なるべく短くわかりやすい文章を心がけましょう。
そして簡潔なだけでなく、丁寧な言葉づかいを使えているかどうかもポイントとなります。
間違った敬語や漢字の使用は採用担当者の心証を悪くするので、しっかりとリサーチをしてから文章を組み立てるようにしましょう。
自分の文章や言葉づかいに自信がないときは、箇条書きで記載するのも1つの手です。
丁寧な手書き文字でバイトに真剣な気持ちを伝えることができれば、特別に上手い文章でなくても十分志望動機として通用するでしょう。
嘘はつかない
自分を良く見せようとして志望動機に嘘を書いてしまうと、結果的に自分の評価を下げることになってしまいます。
履歴書とは、等身大の自分を相手に知ってもらうための大切な資料です。
背伸びや無理をして嘘をつくことは、バイト先との信頼関係を壊すことにしかならないので、誠実な気持ちで記入するようにしましょう。
嘘の志望動機は見破られることもありますし、仮に合格したとしても、その嘘のせいで気持ちよく働けなくなる可能性があります。
嘘を考えるよりも自分の素直な気持ちを書いた方が、志望動機にとってはプラスになることを覚えておいてください。
自分の言葉で書く、ネットにある定型文は使わない
最近はネットで簡単に、志望動機の定型文を検索することができます。
しかし定型文の使用は志望動機から自分らしさをなくし、相手への印象をうすくすることになってしまうでしょう。
なるべく志望動機は自分自身の言葉で書いて、印象に残るようなアピールをしていくことをおすすめします。
バイトの採用担当者はたくさんの履歴書を見てきているので、定型文であるかどうかは簡単にわかってしまうでしょう。
定型文であると判断されれば、志望動機の価値は大きく下がってしまうため、合格から一歩遠のいてしまいます。
定型文を使えば簡単に志望動機を書くことができますが、本気で合格を目指すのなら時間をかけて自分の言葉を使っていきましょう。
なぜその店なのか・その職種なのかを明確に
志望動機の内容で特に重視されるのが、「どうしてそのお店・職種を選んだのか」です。
そこに納得できるような理由を書けるかどうかで、バイトの採用結果は大きく左右されるでしょう。
たとえば「よく使う」という簡単な理由でも、それが明確なものであれば志望動機として認められやすいです。
さらにそこに具体的なエピソードを交えることができれば、より納得のいく志望動機にすることができるでしょう。
「その職種に興味がある」といった理由でも、「将来○○に活かしたい」といった補足を入れることで、魅力的な動機に変えられるのです。
店や職種を選んだ基準が曖昧だと、採用担当者を不安にさせてしまうので、しっかりと納得のいく動機を履歴書に書くことをおすすめします。
志望動機の内容に困っているときは、まずその応募した店と職種を選んだ理由を、自分なりに明確なものにしていきましょう。
志望動機について気になるあれこれ
志望動機を書く機会はそれほど多くないため、実際に記載するときにはいくつもの疑問が浮かぶかもしれません。
そんな気になる志望動機のポイントをチェックして、より良い履歴書の作成に挑戦してみましょう。
あらかじめ気になることを確認しておけば、自信を持って志望動機を書くことができます。
不安なまま書くことのないように、特に気にされがちな以下の点はチェックしておきましょう。
志望理由は「お金」でもいいの?
お金を稼ぎたいという理由も、立派な志望動機となります。
しかしそれだけでは熱意が伝わりづらいので、あくまで複数ある動機の1つとして数えるようにしましょう。
「○○という目標を叶えるためにお金がほしい」「生活費や趣味を充実させたいからお金を稼ぎたい」
そういったお金にまつわる理由は、決して恥ずかしいものではありません。
むしろお金について真剣に考えているというアピールになるため、採用担当者からの印象を良くすることもあるのです。
バイトの志望動機がお金のときは、変に隠さないで履歴書を充実させてみましょう。
志望理由は短くてもいいの?
先に書いた通り、志望動機は簡潔な方が魅力的となります。
長ければ長いほど良い、なんてルールは存在しないので、短くても気にする必要はありません。
必要な内容が記載されていれば2~3行でも十分だといえるため、その短い文章に自分の気持ちを詰め込むことを考えましょう。
むしろ短くて素敵な志望動機を書くことができれば、それは評価の対象になります。
履歴書の志望動機欄を最後まで埋めることよりも、まずは短くてもいいから簡潔な理由を書き出してみましょう。
字がうまくないけど平気?
自分の字に自信がないから、手書きで履歴書を書きたくないという人もいるかもしれません。
しかし字の上手い下手は採用に関係ないので、仮に字が苦手でも気に病む必要はないでしょう。
字の上手い下手よりも、履歴書全体の丁寧さの方が重視される傾向があります。
自分の字に自信がないときは、文字の筆圧や大きさのバランスに気を使い、丁寧に書いていることをアピールしてみましょう。
最近はパソコンのソフトで志望動機を書くことも可能ですが、バイトへの本気度を表すには不向きだといえます。
字が下手でも時間をかけてまじめに書いたものなら、きちんと評価されるので安心して手書きを利用していきましょう。
こんな志望理由は避けよう・こう書こう
志望動機の内容は基本的に自由となっていますが、なかには避けた方がいい志望理由もいくつかあります。
自分にとっては深い意味もなく書いたものでも、バイト先からすればあまり良い印象を持たれないかもしれません。
書いてから後悔しないように、以下のような志望動機は避ける、もしくは別の形で書きなおすことがおすすめされます。
少しでも不安な要素を取り除くことが、より完成度の高い履歴書を作ることになるでしょう。
家から近いから
家が近いという理由は、通うことになる自分にとっては大切な志望動機かもしれません。
しかしバイト先からすると、イマイチ決め手に欠ける理由となってしまうでしょう。
「家から近ければなんでもいい」という意味でとらえられてしまう可能性もあるので、書き方には注意が必要となります。
もし家が近いことを志望動機とするのなら、なんらかのプラス要素を考えることがおすすめです。
「長く働くことができる」や「急なシフトにも対応しやすい」といったメリットを提示できれば、1つのアピールポイントになります。
「家が近いので、○○です」といえる自分だけの志望動機を、なにか1つ考えてみましょう。
時給がいいから
時給を志望動機にするのも、あまりおすすめできないでしょう。
時給しか見ていないと思われると仕事への熱心さを疑われる可能性もあるため、履歴書から誠実さが失われてしまうかもしれません。
もし時給の高さを理由とする場合は、自分の意志や気持ちと上手くつなげてみるといいでしょう。
「責任感が強いので、時給の高さに見合った仕事ができます」「長く働きたいと思っているため、時給の高さがモチベーションになります」
そういった自分の魅力と時給をリンクさせることができれば、それは自分だけの立派な志望動機となります。
書き方次第で時給という理由を、履歴書にとってのプラスにすることはむずかしくないでしょう。
自分にあった志望理由の考え方
印象に残るような自分だけの志望動機を書くことができれば、バイトに合格する可能性は高まります。
しかし自分らしい、自分にしか書けない理由を見つけるのは、そう簡単なことではありません。
とはいえ以下のようなポイントを把握して、それに合わせて理由を考えてみれば、自分にあった最適な志望理由を書き出すこともできます。
履歴書にオリジナリティを出すためにも、自分だけの志望動機を最後に考え出してみましょう。
なにかお金を貯める目的がある?
バイトをしてお金を貯めることに目的があると、採用側はあなたの人となりを理解しやすくなります。
実際にお金が必要となる目的や理由があるのなら、それを志望動機に書くことで自分らしさをアピールすることができるでしょう。
明確な目的があることがわかれば、簡単に仕事を投げ出さない人材であると判断される可能性もあるので、自然と自身の魅力を高められます。
履歴書を書く前にいくつかお金を貯める目的を考えて、そのなかで特にふさわしいものを1つ志望動機に盛り込んでみましょう。
無理に理由をひねり出したり、いくつも理由を書き込むのは、信ぴょう性がなくなるのでおすすめできません。
あくまで1つだけ、特別にアピールできる目的だけを書いて簡潔な志望動機になるように注意してください。
そのお店となにか関係がある?
応募したバイト先と自分の間に具体的な関係やエピソードがあるのなら、それを志望動機に加えることでプラスにすることができるでしょう。
ほかのどこでもない、そのお店で働きたいという気持ちは、採用側にとって大きな加点となります。
たとえば「そのお店の雰囲気が好き」「サービスがうれしかったので、自分も同じ仕事をしてみたい」といった点を、履歴書に書いてみてください。
それはそこでしか成立しないオリジナルの志望動機となるので、とても魅力的な履歴書を作ることにつながります。
自分が体験した具体性のある話は、履歴書を彩るポイントになることもあるため、有効に利用していきましょう。
自分の長所がそのお店で活かせる?
自分の長所がバイト先のお店で活かせる場合は、それを軸にアピールしていくのがおすすめされます。
「人と対面するのが好き」「こまかな作業に向いている」といった長所があるのなら、それは十分理由になるのです。
志望動機の中に自分らしい長所が入っていれば、履歴書をより正確なものとすることができるでしょう。
自分の長所を書くことがむずかしいのなら、誰かに手伝ってもらうのも1つの方法です。
客観的に自分とそのバイト先の仕事がどのようにマッチするのかを考えてもらって、よりリアルな志望動機を書いてみましょう。