バイト初日から遅刻をしてしまったとき、ミスを最小限に抑えるためにも、マナーを意識した対応をしなければなりません。
しかし遅刻をしている最中は慌てているため、冷静に物事を考えるのは難しいですよね。
だからこそバイトの初日から遅刻したときに気をつけるべきポイントをチェックして、万が一に備えることをおすすめします。
どんな人でも絶対に遅刻をしないとは言い切れないので、あらかじめ必要な知識と心構えを準備しておくのが重要となるでしょう。
バイト初日なのに遅刻するかも……。
そんな大ピンチに陥ると、誰だっていつも通りの冷静な判断ができなくなってしまうことでしょう。
しかし遅刻時に正しい対応が取れないと、バイト先からの印象はさらに悪くなってしまいます。
万が一バイト初日から遅刻をする可能性を考慮して、こちらで最低限のマナーと遅刻を防ぐための準備をチェックしておきましょう。
その後への影響を最小限に抑えることができれば、遅刻をしても挽回のチャンスを残すことができますよ。
まずはすぐに連絡しよう
初日から遅刻が確定したのなら、まずはすぐバイト先に連絡をしましょう。
バイト先はあなたのために色々な準備をしているはずなので、連絡がないとその後の対応に困ってしまいます。
連絡は早ければ早いほどいいため、少しでも遅刻の可能性が見えたら準備をしておくようにしてください。
またバイト初日ということは、あなたのことを知らない人が電話に出ることもありえます。
店長や採用担当者ではない人が電話に出た場合、「本日○○時から勤務予定となっていた○○です」とはっきり名乗るようにしましょう。
その後可能であれば店長に代わってもらい、手が空いていないようであれば伝言を頼むようにします。
連絡を終えたらとにかく急いでバイト先に向かい、遅刻の時間を短縮するように心がけましょう。
遅刻連絡は必ず電話で!
遅刻の連絡は、必ず電話で行うようにしましょう。
例えメールやLINEを知っていたとしても、相手が確認したかどうかわからない手段ではきちんと連絡をしたとはいえません。
電話での受け答えがあって初めて、連絡が取れたと考えるようにしましょう。
特にバイト初日はまだ良好な関係が築けているわけではないため、礼儀を重んじた電話連絡をおすすめします。
また店長や上司の携帯番号に直接電話をかけるのも、基本的にはNGです。
仕事中に私用の携帯を確認できるとは限らないため、まずはバイト先の電話にかけるようにしましょう。
どんな理由があってもまずは謝罪から
バイト先に遅刻の連絡を入れるときには、とにかく最初に謝罪をしましょう。
遅刻の理由や原因によっては、その説明を先にしたくなるかもしれません。
しかしバイト先からすれば遅刻の言い訳にしか聞こえないため、まずは謝罪してこちらの気持ちを伝えることを優先しましょう。
初日の遅刻は間違いなく相手の心証を悪くするので、少しでも丁寧な対応するのが鉄則です。
まずは謝罪を行って、その後のリカバリーにつなげられるようにしましょう。
到着予定時刻を伝える
バイト先に遅刻の連絡をするときには、合わせて到着予定時刻を伝えるのがポイントです。
「後○○分で着きます」や「○○時には間に合います」と時間を明示すると、バイト先もその後の対応がしやすくなります。
可能であるならなるべく具体的な数字を伝えて、予定をずらしてもらうようにしましょう。
しかし改めて時間を設定したのなら、その時刻には絶対に間に合うように行動してください。
到着予定時刻にまで遅れるようなことがあれば、初日の印象はさらに悪くなります。
余裕のある時間を意識して、到着時間を設定するようにしましょう。
勘違いしがちな遅刻対応の基本
遅刻に対する考え方が間違っていると、バイト先と思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。
自分ではセーフだと思っていても、常識的には遅刻として扱われるパターンもあるので、1度遅刻の基本をチェックしておきましょう。
バイト初日は特に、自分の感覚で遅刻の判断したせいで失敗が大きくなったということが起こり得ます。
勘違いしやすいポイントをあらかじめ確認して、遅刻によって評価を落とさないようにしてください。
時間ピッタリも遅刻になる?
バイトの開始時刻ピッタリに着いた場合も、遅刻として扱われることは多いです。
時間的には遅刻ではないと主張できるかもしれませんが、到着してからの準備や挨拶などを考えると、ピッタリに着くことはおすすめできません。
特にバイト初日ともなれば、ぎりぎりの到着は決して褒められたことではないでしょう。
最低でも5分前には着けるように、移動時間を計算しておくことを忘れないでください。
もし到着がバイトの開始時刻ぎりぎりになるようなら、念のため連絡を入れておく方がいいでしょう。
遅刻の理由を説明するのは職場に着いてから
先にも記載した通り、遅刻の連絡をする際にはまず謝罪をするのが基本となります。
もし遅刻に正当な理由がある場合は、その後無事バイト先に着いてから説明するようにしましょう。
例えば電車の遅延や体調の悪化が原因であれば、仕方のないことだと納得してもらえるかもしれません。
しかし遅刻を正当化することを焦るあまり、電話で細かく事情を話すのは逆効果となります。
謝罪後に説明をするという順序を守ることが、マナーであることを確認しておきましょう。
初日に遅刻しがちな主な理由
世の中には、「バイトの初日だからこそ遅刻をしてしまう」理由がいくつかあります。
普段は遅刻なんてしないという人も、バイト初日だけは特別に注意をしておかなければならないのです。
以下からは、初日という1度しかない日だからこそやりがちな失敗をまとめていくので、これからバイトデビューを予定している人はチェックしておきましょう。
遅刻を引き起こす理由を把握できていれば、そのための対策を取ることもできます。
まずは遅刻を起こさないための基礎を学んで、予防できるようにしてみてください。
迷子になる
バイト初日ということは、周辺の道に不慣れということでもあります。
そのため油断していると、迷子になってしまう可能性もあるでしょう。
例え面接で1度訪れている場所だとしても、事前に地図を確認することをおすすめします。
また万が一迷ったときのことを考えて、GPSを利用できる地図アプリをスマホにインストールしておきましょう。
現在地と目的地がリアルタイムで確認できるアプリなら、迷ってからでも元の道に戻ることが可能です。
バイト初日だけでも、迷子にならないための対策を行っておくといいですね。
電車遅延など交通機関の乱れ
電車やバスに乗ってバイト先に向かう場合は、遅延などの可能性も考えておかなければなりません。
事前に交通機関が乱れていることがわかったなら、早めに家を出るようにしましょう。
例え通常運行しているとしても、バイトの初日くらいは余裕を持った時間で交通機関を利用するのがおすすめです。
早めに着いたら駅や職場の周辺を利用して、バイト開始までの時間をゆっくりと過ごすようにしましょう。
あまりに早く行き過ぎると、遅刻するのと同じくらい時間にルーズな人と評価されがちなので、ちょうどいいタイミングをうかがうのがコツです。
もし電車の遅延などによって遅刻する場合は、遅延証明書等をもらっておくのも忘れないようにしましょう。
寝坊
バイトの初日には、さまざまな不安がつきものです。
その緊張のあまり眠ることができず、結果的に寝坊してしまうというパターンも考えられるでしょう。
もし寝坊してしまった場合は、気づいた時点ですぐバイト先に連絡を入れるようにしてください。
理由を問われたら下手な嘘をつくよりも、素直に寝坊したことを告白する方が気が楽になりますよ。
寝坊を防ぐには前日からの体調管理がカギとなるため、早めに寝ることと余計な作業をしないことを心がけるようにしましょう。
服装や持ち物の準備不足
バイト初日に着ていく服が決まっていないときや、持ち物をまとめていない場合は、遅刻をする確率が高くなってしまいます。
当日になってから準備を始めるのでは遅すぎるので、最低でも前日にはすべての作業を完了させておきましょう。
その日になってから服を探すと、そのバイトに適していないものを選んでしまう可能性があります。
また持ち物もじっくりと確認する時間が取れないため、忘れ物をしないとは言い切れなくなるでしょう。
準備不足はそのままバイト初日の遅刻につながるので、欠かさず予防をしておいてください。
時間の確認ミス
バイト初日に意外と多いのが、開始時刻の確認ミスです。
時間を間違って覚えていると、遅刻どころかバイト自体をすっぽかしてしまう可能性もあるでしょう。
あまりに到着が遅いと、心配したバイト先から逆に連絡があるかもしれません。
そこで初めて時間を間違えたことに気づくというパターンもあるため、バイト初日の開始時間はしっかりと確認してください。
もし時間があやふやになってしまったら、事前にバイト先へ確認の電話をしましょう。
遠慮して時間の確認を怠るよりも、はっきりとさせておいた方が安心して初日を迎えられます。
少しでも約束の時間に不安を覚えたときは、早めにバイト先に連絡をしておきましょう。
採用取り消しになることはある?
バイト初日の遅刻は、かなり大きなミスであるといえます。
そのため遅刻をしたことが理由となって、バイトの採用が取り消されるのでは?と心配になることでしょう。
「自分がバイト先の人間ならどうするか」と想像すると、不安を募るばかりですね。
遅刻の重大さを理解したなら、次はそこから発生する新たな問題やリスクについて考えてみましょう。
初日に遅刻しないようにするためにも、あえてその危険性をきちんと知る機会を持つことをおすすめします。
基本的にはないが印象はよくない
まず基本的に、初日の遅刻を理由にいきなり採用が取り消されるということはありません。
遅刻したままばっくれるようなことがないかぎり、ひとまずその点は安心していいでしょう。
しかし当然ながら印象はよくないため、仕事における態度や意欲を疑われる可能性はあります。
初日から遅刻してしまったのなら、人間関係においてそれ相応のハンデを背負うことになるかもしれません。
遅刻による悪いイメージを払拭するためにも、より一層集中してバイトに打ち込み、ハンデを覆せるように努力しましょう。
その後も遅刻が続くようなら問題になるかも
たしかに初日の遅刻によって、採用が取り消される可能性は低いでしょう。
しかし初日だけでなく、その後何度も遅刻を繰り返すようなら、十分解雇の理由にはなることを覚えておいてください。
遅刻を注意しても直さない、反省の色がないという場合は、その人を雇い続けることはバイト先にとってリスクになります。
それを理由に解雇を要求されれば、断ることは難しいでしょう。
そういった問題を起こさないように、初日以降も遅刻しないための工夫を欠かしてはいけません。
遅刻癖がつくとバイトだけでなく社会人になってからも苦労することになるため、今のうちに正していくといいでしょう。
第一印象のためにも、初日はしっかり準備をしていこう
バイト初日は、あなたの第一印象を形作る大切な日になります。
そんな日に遅刻をしてしまえば、当然印象はかなり悪い方向に傾くことになるでしょう。
バイト先で良好な関係を続けていくためにも、初日の準備はきちんと行ってください。
着ていく服や必要な持ち物を整理するだけでも、スムーズにバイトの初日をスタートさせることができます。
遅刻をしたときの対処法を学ぶのも大切ですが、それ以上に遅刻をしないための準備をすることが、バイトを始めるときに必要な手続きとなることでしょう。