バイトの掛け持ちにはメリットとデメリットがあるため、事前にそれぞれのポイントを確認することがおすすめです。
掛け持ちに向いているバイトや注意すべき点(確定申告やコンプライアンスなど)を知り、スムーズなダブルワークを実現していきましょう。

今働いている職場とは別の職場で仕事を見つけて、バイトの掛け持ちをしてみたいと考える人が多くなっています。
しかしバイトの掛け持ちにはメリットだけでなく、いくつかのデメリットもあるのです。
後からトラブルにならないように、バイトを掛け持ちする際のポイントを確認し、必要となる準備を進めておきましょう。

バイトの掛け持ちをしてる人は意外と多い

「バイトの掛け持ちってばれるの?」「バイトの掛け持ちに興味があるけど大変そう」といった心配は、多くの人が抱える悩みとなっています。
しかし今の時代は意外にもバイトの掛け持ちをしている人は多く、決して珍しい事例ではなくなっているのです。
バイトの掛け持ちは、上手に行えば多くのメリットをもたらします。

アルバイトの掛け持ち経験者は53%

就職支援サイト「エン・ジャパン」が行った調査によると、アルバイトを掛け持ちした経験がある人は53%。
アルバイト経験者の約半数以上は掛け持ちをしたことがあるという結果は、掛け持ちに興味がある人にとってプラスとなる情報でしょう。

アルバイトの掛け持ちをする理由1位は「生活費の足しにしたかった」

同調査によれば掛け持ちをした理由の1位は、「生活費の足しにしたかった」となっています。
62%の過半数が金銭的な理由をきっかけに、掛け持ちを行っていたのです。
2位以下は「空き時間を有効に使いたかった」が49%、「自由に使えるお金がほしかった」が32%でした。
お金や時間といった要素が、掛け持ちをする原動力になりやすいようですね。

バイト 掛け持ちのメリット

バイトの掛け持ちからは、さまざまなメリットを見出すことが可能です。
そのメリットを理解しておくことで、バイトのモチベーションを保ったり、目的を持って働いたりできます。
掛け持ちを成功させるためにも、まずはどのようなメリットが考えられるのかを確認しておきましょう。

収入が上がる

収入の上昇は、バイトの掛け持ちで最初に感じられるメリットです。
単純に労働時間を増やすと、その分手にするお金も増えます。
やりたいことやほしいものがあるのなら、バイトの掛け持ちがおすすめされるでしょう。

スキルアップできる

いつもとは違うバイト先で掛け持ちを行うと、その分野に関する知識や技術を高めることができます。自分自身のスキルアップにもつなげられるので、将来における大きなメリットとなるでしょう。
スキルアップを実現するためには、掛け持ちするアルバイトの職種をなるべく違うものにするのがコツです。

出会いが増える

バイト先が増えれば、その分多くの人と交流を持つことになります。
自分にとってプラスになるような出会いを増やせるのも、掛け持ちのメリットです。
新しい出会いは生活の刺激になり、バイトのやる気を引き出す結果をもたらすでしょう。

もう一つのバイトの息抜きになる

同じ職場で働き続けると、マンネリ化して気持ちが乗ってこないときも増えてしまいます。
掛け持ちをして別の職場に身を預けることで、もう片方のバイトの息抜きになるでしょう。
例えば机に向かって仕事をする事務バイトと、体を使って仕事をする体力バイトを掛け持ちすれば、それぞれのストレスを上手に解消できます。

バイト 掛け持ちのデメリット

バイトの掛け持ちにはたくさんのメリットがある一方で、デメリットとなる部分も存在します。
あらかじめそういったデメリットを把握し、問題を起こさないように注意しましょう。

時間管理が難しい

バイトを掛け持ちして働く時間が増えれば、その分時間の管理が難しくなります。
それぞれのバイト先とシフトが被らないように調整し、移動時間やプライベートの時間を確保するのは、慣れないうちは大変な作業となるでしょう。
掛け持ちをし始めた頃はバイトの時間を間違えないように、スマホのアプリやメモ帳にバイト先ごとのスケジュールを入力するのがおすすめです。

休む時間が減る

労働時間が増える分、どうしても休む時間は減少してしまいます。
あまりに過酷なスケジュールを組んでしまうと、疲労によって生活が乱れる可能性もあるでしょう。
働いた分それに見合った休養は不可欠なので、必ず掛け持ちの間に休みの時間を設定するのを忘れないでください。

学生の場合、学業に支障をきたす可能性がある

学生バイトの掛け持ちは、肝心な学業に支障をきたす可能性があります。
「バイトを掛け持ちしたせいで勉強ができなかった」という結果になっては、本末転倒なので、バイトと並行して学業にも時間を割くようにしましょう。

バイトの掛け持ちをする上で気をつけること

バイトのメリットとデメリットを把握できたなら、続いては掛け持ちをする際に気をつけるべきことを確認しましょう。勢いだけで掛け持ちのバイト先を決めてしまうと、後に無益なトラブルを発生させる可能性があります。
それはバイト先に迷惑をかけることに繋がるので、あらかじめ掛け持ちで気をつける点を知っておきましょう。

同業の掛け持ちは避ける

情報漏洩の危険性があることから、同業種の掛け持ちを禁止しているバイトもあります。
コンプライアンスに引っかかる可能性があるので、なるべく関係のない業種を掛け持ち先に選びましょう。

通勤時間をかけないようにする

バイト先が遠くて通勤時間がかかるようだと、掛け持ちのスケジュールを作るのが難しくなります。
遅延などのトラブルも考慮すると、できるだけ近い職場を掛け持ちすることがおすすめです。通勤が楽だと気持ちも楽になるので、掛け持ちで感じる疲労を軽減できるでしょう。

休む時間を作る

バイトの掛け持ちに集中すると、休む時間を疎かにしてしまいがちです。
体調不良などの原因を作らないためにも、しっかりと休む時間を作ることも忘れないようにしましょう。
例えば「週に最低1日は休む」「連勤した後は連休を作る」といった、自分のルールを決めるのもおすすめです。働きすぎることによるデメリットを考えて、無理をし過ぎないように注意しましょう。

バイト先に内緒にしない

掛け持ちしている事実をバイト先に隠していると、万が一問題が起きた場合大きなリスクを背負い込むことになります。SNSが流行している現代ではばれる可能性は決して低くないので、掛け持ちをしていることはバイト先に内緒にしないようにしましょう。
掛け持ちが原因で片方のバイトを休んだり、重要な情報を漏らしたりすれば、その責任を問われてしまいます。
掛け持ちを隠すメリットはあまりないので、必ずバイト先に伝えてから掛け持ち先を探しましょう。

稼ぎ過ぎると確定申告が必要

バイトとして働いていると多くの場合、職場が年末調整をしてくれるでしょう。
しかし掛け持ちをしていて、かつ年収が103万円を超えてしまう場合、自分で確定申告をしなければなりません。
もし年収103万円を超えた際には、それぞれのバイト先から源泉徴収票を受け取って、税務署に確定申告を行いましょう。

掛け持ちにオススメのバイト

掛け持ちのしやすいバイトをすることは、それぞれの仕事を上手にこなすためのコツとなります。以下から掛け持ちにおすすめのバイトを確認して、自分のスタイルでやりやすいものを選んでみてください。

単発バイト

掛け持ちのバイト先でおすすめなのが、その日限りで終わる単発バイトです。
一度きりで契約が終了する単発バイトなら、スケジュールを組むのに苦労することはないでしょう。繁忙期を避けて応募したり、急な空き時間を有効利用したりするのにも、単発バイトは向いています。
常に応募できる環境を整えて、必要なタイミングで単発バイトを入れられるようにするのがおすすめです。

24時間営業の店舗でバイト

24時間営業の店舗は、バイトを掛け持ちする際にはおすすめです。
自分の都合を優先したシフトを頼みやすいので、掛け持ちバイトの時間が重なる可能性を減らせます。
ひとつは時間が固定されたバイト、もうひとつは24時間営業でシフトを調整しやすいバイトにすれば、スムーズな掛け持ちができるでしょう。
24時間営業のバイトはつい長時間のシフトを入れてしまいがちですが、適度な休憩を入れて体を労わるようにしてください。

自宅作業が可能なバイト

最近はパソコンを使って自宅で働く仕事も増えてきていて、バイトの多様性が広がりつつあります。そんな自宅作業ができるバイトであれば、他のバイト先と掛け持ちがしやすくなるでしょう。
通勤時間がかからず、働くタイミングも自分で決められる自宅作業のバイトは、掛け持ちにうってつけだといえます。
ライティングやプログラミングといった技術を持つ人は、特に意識して自宅でのバイトを探してみましょう。

早朝や深夜のバイト

早朝のみ、深夜のみといった短時間のバイトも、掛け持ちしやすい部類に入ります。
早朝や深夜の時間帯を持て余しているのなら、それを上手に埋められるようなバイトがおすすめです。
例えば早朝にひとつのバイト先で働き、その後朝食を食べてから昼間のバイト先に向かうといったスケジュールも考えられます。
1日に複数のバイトを入れやすいのが、早朝や深夜バイトのメリットとなるでしょう。

まとめ

バイトの掛け持ちから得られるメリットは、生活を豊かにするきっかけにもなります。
しかしそのためには正しい知識と上手な技術が求められるので、ある程度自分自身で掛け持ちに関する情報を集めておきましょう。
必要以上に慎重になることはありませんが、計画性のない状態でバイトを掛け持ちすることも推奨はされません。
自分にとって掛け持ちをすることがきちんとした利益になるように、準備を進めてみてください。

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