本好きが一度は憧れる本屋さんでのバイト。でも実際どんな業務をしているか答えるのは難しいかも。この記事を読めば自分が実際に働き始めたときどんな風にお仕事をするのかがわかります。本屋さんでバイトをしようか迷った時には読んでみてください。
本屋さんで働くのってあこがれがありますよね?
でも本屋でバイトしたら実際どんなことをするのか、はっきりと答えることは意外と難しいかもしれません。
そんな本屋でのバイト内容についてオススメポイントと実際に働いた時に大変なところをこの記事では詳しくご紹介します。
本屋でバイトしようかどうか迷っている人は、この記事を読んで実際に自分が書店員になった時にどんな業務をするのか参考にしてみてください。
本屋のバイトとは?
本屋のバイトにはレジ打ち、接客、品出し、返本、発注、POP作りなどがあります。
まず最初にやるのがレジ打ちです。本屋ではただ会計をするだけではありません。本屋特有の作業としてブックカバーをつける作業があります。時には10冊以上の本を購入された人にブックカバーかけを依頼されることもあります。最初は難しいですがコツを掴んでしまえばスイスイつけられるので安心してください。
レジで本を探している人に声をかけられることもあります。探している本がある場所を案内したり、もし在庫がないようなら取り寄せの案内をしましょう。現金やクレジットカードだけでなく、図書カードでの会計があることも本屋ならではと言えるでしょう。
入荷した本をビニールで包むシュリンクという作業もあります。レジ業務と並行してビニールに入れた本を専用の機械でパッケージします。包み終わった本は作者や出版社ごとに分けておきます。これが棚に陳列されるのですね。
一定期間が経って売れ残った本を返品する返本という業務も大切です。本屋によってはこの時余った付録を持って帰ることができます。
一通りのことが出来るようになるとPOPという紹介文を作成する作業をさせてもらえます。ただこれは店舗によって作る人が決まっていたりするので、どうしてもPOP作りがやりたい場合は面接の際に聞いてみるといいでしょう。小さな本屋では比較的自由に売り場づくりをさせてもらえますよ。
本屋のバイトのオススメポイント
では本屋バイトのどんなところがオススメかご紹介していきます。
「本好き」が活かせる
本屋はもちろん本がたくさん売れることを望んでいます。
どんな本がどんな人に売れるのか考えることでアルバイトの立場でも書店の売上に貢献することが十分可能です。POP作りを任せてもらえた場合は、自分の本への愛情を込めることでどんどん売り場の魅力を高めることができます。あなたの本への愛はきっと来店したお客さんにも伝わるでしょう。
また本が好きな人にとって常に本に囲まれた書店での仕事はやる気に満ちたものになります。書店員は日々新刊に接します。新しい情報を一足早く知ることができるので趣味と実益を兼ねたお仕事と言えるかもしれません。
言葉遣いなどのスキルが身につく
本を探している人には幅広い年代の人がいます。
そういった人にきちんとした敬語で毎日対応することで、しっかりとした言葉遣いや接客スキルを身につけることができます。
もちろん本にも詳しくなれるので本の内容を通じて幅広い年齢層の人とコミュニケーションができるようになれますね。
社割が使える
これは本屋によってなのですが、定価の5〜20%の割引きで本を購入することができます。本はなかなか値引きされない商品なので本好きにとってはこの上もなく嬉しいメリットですね。
応募する際は社割が使えるのかどうかを事前に調べておいてもいいかもしれません。
どんな本屋を選べばいい?
本屋といっても大きなチェーン店舗から個人店や特定の種類の本だけ販売する店舗まで様々です。
売り場づくりやPOP作成などをすぐにでもしたい場合は個人店や中小店舗を選ぶといいでしょう。アルバイトの人数も比較的少ないので自由に任せてもらえることが多いようです。またこのジャンルの本が大好きという人は特定種類の本だけを販売する店舗に応募するのがいいですね。
書店員としてたくさんの本や情報にふれて事情通になりたいという人であれば大手チェーン店がおすすめです。本の取り扱いがとても多いので今ままで知らなかったジャンルの本にふれられて自分の世界を広げることができます。
通常の本屋とは少し違いますが中古専門の書店で働くのも面白いです。本の中古市場がどんな風にできているのか理解できるようになります。
大変なところ
では本屋のバイトをするにあたって気をつけておきたい部分はどんなところでしょうか?
人気コミックスの発売日
人気の漫画や週間コミックスなどの発売日にはレジがかなり混雑します。
毎週のことではありますが品出しの作業や当日のレジ対応はやはり大変です。不安に思う人は発売日に一度店舗に足を運んでみましょう。
クリスマスシーズンがきつい
クリスマスには本をプレゼントする人がたくさんいます。
クリスマスシーズンが近づくにつれて段々とプレゼントのための本選びをするお客さんの来店が増えてきます。レジではギフト包装をするため通常よりやるべき作業が多くなるので、普段はレジ対応しない社員も含めた総出で対応します。
レジ以外の業務として、どんな本を贈ればいいかお客さんに聞かれることもあります。大切な人に本のプレゼントを贈りたいけれど、どんな本を選んだらいいかわからない人も多くいます。そんな時に親身になって答えてあげるときっと感謝されるでしょう。
体力仕事が多い
本は思ったよりも意外と重いです。本屋のバイトではレジに加えて品出しなどの作業も多いので、積まれた本を移動させたり運んだりする場面も多くあります。最初はどうしても体に負担がかかります。
ただ本を持ち上げたり運んだりする方法にもコツがあります。先輩の作業を見たり教えてもらったりして疲れにくい方法を模索しましょう。2週間ほどできっと体も慣れてくるでしょう。
まとめ
本屋のアルバイトは本好きな人にとっては一度はやってみたい憧れのお仕事です。
積み重なった本を運んだりするので体力のいる仕事ではありますが、本好きにとってそれを上回るメリットがたくさんあります。働いているだけで情報通になれる書店員の知識は家族や友達にも自慢できるかもしれませんね。
アルバイト選びをしていて、もし迷った場合には本屋のバイトもおすすめですよ。